人生儀礼と年中行事

熊手はなぜ商売繁昌につながるのですか?

財や幸をかき集め、かき込むように縁起ものとして酉の市(11月初酉の日に出る市)で売られ、神社では守り札の付いた熊手が授与されます。
御祈願・お祓い

お祓をお願いしたいのですが幾つまで願い事をしても良いですか?

神前で祈願する心持ちは一つ事にかけ成就するよう祈ることが必要です。八方美人は自分自身も見失う結果を呼ぶことになりがちです。
お祭りのこと

大祓の時 体にかける白い紙吹雪のような物はなんですか?

それは切麻(きりぬさ)と言います。本来絹や麻を細かく切ったものと思われますが今日では半紙を細かく切り混ぜて罪穢を祓い清めます。
お祭りのこと

大祓(おおはらい)とはなんですか?

夏越(6月晦日)・年越(12月晦日)に半年ごとの罪穢を祓うために各地の神社で斎行されます。 大祓には日頃の罪穢を祓うためにお祓いをします。形代(かたしろ)に息をふきかけ、罪穢を移したものを神社へ納め、茅の輪くぐりを行ったりします。
授与品のこと

神社の絵馬掛に掛けてある祈願絵馬はどうなるのですか?

各神社では絵馬板を受け祈願内容を書いて奉納するようになっていますが、それらの絵馬は一定の期間が経過すると汚すことのないようお祓いの上、お焚きあげにより焼納するのが一般的です。
人生儀礼と年中行事

男女の厄年と厄祓いについて教えてください

私たちの先祖は人の一生のうち厄にあうおそれがあるとされる年を体験的に割り出してきました。これが厄年で中でも男は25・42・61歳、女は19・33・37歳は大厄と言われています。人生の転換期でもあり、肉体的にも精神的にも調子をくずしやすい年代で、その前後の年も前厄・後厄といって特に忌み慎まなければなら...
お祭りのこと

御輿の起源について教えてください

御神輿は神様を御動座(おうつしする)ときの御神座です。 一般には四角形で屋根をつけ、まれに六角形や八角形のものもあります。屋根の中央に鳳凰などをつけ、かつぎ棒に固定させ大勢の人々の肩にかつがれます。 最古の御輿は奈良時代、東大寺の大仏建立に際して、宇佐八幡大神を奈良へお迎えするとき用いた紫色神輿だと...
人生儀礼と年中行事

年祝いについて教えてください

「年祝い」は年寿・年賀・算賀などとも言います。 わが国では、聖武天皇が四十の賀を祝われたことに始まり、すでに奈良時代から行われていたことが知られています。その頃は、40歳以後10年ごとに祝っていたのが通例でしたが 後世は公私共60をもって隠居する風習が定着しました。 その他 古希(70歳)喜寿(77...
神社・神道とは

神社はいつできたのですか?

延喜式より大神神社の創設が諸社よりも古いと言われています。大物主神が国土を経営、功成るや自らその幸魂・奇魂を御諸山に斎き奉ったといわれ、山そのものが御神体であった。延喜式以前より、そうした自然の森・山・岩そのものが神であり祀られていたのが神社のはじまりとされています。
人生儀礼と年中行事

お年玉はなぜもらうのですか?

正月に祖父母・父母・親類縁者から子供達に配られるお年玉は先輩がたの玉(御霊)を渡し子孫に伝えてもらいたい意味がこめられたものです。
お葬式に関わる事

お盆はなにをするものなのですか?

日本古来よりの御霊祭り(みたままつり)のことで墓参りをしてオガラという麻の芯を燃やす迎え火を焚きます。 そして先祖の御霊を家に招き日頃よりお守り下さる先祖へ家族で感謝しごちそうをつくります。 御先祖にお帰りいただく時には送り火を焚いたり灯篭流しをしてまた一年の無事を祈ります。
神社の施設と祭具

お稲荷さんの鳥居が赤いのはなぜですか?

諸説ありますがイナリは鋳物(いもの)が成りと言い炉の中の赤い鉱石に見立てたという説や稲穂が成りとも言い田甫にこうべを垂れる稲穂は黄金色に輝くといいますがこれを朱色に見立てたという説もあります(江戸時代のお金の単位に朱があります)