神社・神道とは

神社・神道とは

氏神さまを調べる方法を教えてください

氏神とは、もともと古代社会において血縁的な関係にあった一族がお祀りした神さまのことでしたが、中世においては土地の神さま、つまり鎮守(ちんじゅ)の神さまである産土神(産土とは生まれた土地という意味で、その土地を守護してくれる神さま)までが、氏神と混同されるようになりました。現在では氏族と関係なしに、住...
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なぜ神道(しんとう)用語に使用される漢字には示(ネ)偏(しめすへん)が多いのですか

神道用語において、比較的使用される頻度の多い漢字(たとえば神、社、祝、祠、禊、斎など)には、その文字をかたち作っている一部分に、必ず共通して「示(ネ)」が含まれています。 それでは、どのような理由から「示(ネ)」が含まれているのでしょうか。 「示(ネ)」の起源をたどってみると、その文字は神さまをお祀...
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氏神(うじがみ)と産土神(うぶすながみ)との違いについて教えてください

日本全国の神社には、さまざまな神さまが祀(まつ)られていすます。 その中でも「氏神」と呼ばれる神さまは、とりわけ私たちの日常生活に関わりの深い神さまといえるでしょう。 氏神とは、もともと古代社会において血縁的な関係にあった一族がお祀りした神さま(一族の祖先神あるいは守護神)をいいました。しかし、中世...
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三種(さんしゅ)の神器(しんき)について教えてください

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、天孫降臨(てんそんこうりん)(瓊瓊杵尊が葦原中国(あしはらのなかつくに)、すなわち日本列島に降臨すること)に際して、天照大御神(あまてらすおおみかみ)より三種の神器つまり八咫鏡(やたのかがみ)(注1)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)(注2)、八坂瓊曲玉(やさかにのま...
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安土桃山時代の神社の状況を説明してください

織田信長、豊臣秀吉の両氏共、戦国時代以来窮乏した社寺を保護しました。しかし信長の延暦寺(えんりゃくじ)焼き討ち(日吉(ひえ)神社も焼かれた)に見られるように、両氏とも兵力を持って政治干渉する社寺に対しては容赦なく弾圧しました。また柴田勝家は秋田地方の社寺に刀狩(かたながり)を命じています。一方信長は...
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鎌倉時代から室町時代へと神社はどのように変化しましたか

鎌倉幕府の基本法である「御成敗式目(ごせいばいしきもく)」の初め(第一条)に「神社を修理し祭祀(さいし)を専らにすべき事」とあるように、幕府は神仏を保護しました。 そして寺社奉行(じしゃぶぎょう)を設置し、社寺関係の事務に専従させました。源氏の氏神である鶴岡八幡宮(石清水(いわしみず)八幡宮より勧請...
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平安時代の神社の特徴を教えてください

この時代になると、神仏習合(しんぶつしゅうごう)はますます進み、初めのうちは神が主で仏が従であったのが、そのうちに僧侶が支配的となり、立場は逆になっていきました。今度は仏を守るために、寺院の境内に鎮守(鎮守)の神が祀られるようになりました。 平安初期に集成された『延喜式(えんぎしき)』の神名帳(じん...
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奈良時代の神社はどのような様子でしたか

奈良時代に入る頃には、律令神祇制度(りつりょうじんぎせいど)も確立し、さらに養老律令が制定され、後代の規範ともなりました。中央には神祇官が置かれ、国家祭祀と神社行政を取り扱い、制度上「祭」と「政(まつりごと)」は区別されました。 諸国の神社のうち、国家神として認められた神社には、祈年祭のとき朝廷から...
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上古の神社はどんな形をしていたのですか

言い伝えの域を出ませんが、『古事記』『日本書紀』によれば、神武(じんむ)天皇の東征後、数代の天皇は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の神鏡を皇居の中に祀(まつ)っていました。つまり、皇居が神宮であったことになります。そして、第十代崇神(すじん)天皇朝に初めて天照大御神を大和の笠縫邑(かさぬいむら)に...
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神社の始まりは何ですか

神さまをお祀(まつ)りする所は古代からありました。しかし、最初から現在のような社殿があったわけではありません。 古代、大本や巨岩あるいは山などは、神さまが降りられる場所、鎮座(ちんざ)される場所と考えられていました。そして、それらの周辺は神聖なる場所とされました。やがて、そこには臨時の祭場を設けるよ...
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神道(しんとう)という言葉はいつ頃から使われているのですか

『日本書紀』の第三十一代用明天皇の条に、「天皇信仏法尊神道」(天皇は仏法を信じ、神道を尊びたもう)とあり、これがわが国の文献上での初出です。 神道は日本民族の間に自然に生まれ育った、伝統的な神祇(じんぎ)信仰ですから、これに対する固有の呼称はなかったようですが、欽明天皇の御時に伝来した仏法に対比して...
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神社の称号について教えてください

神社の称号には、「神社」といわれる他に「神宮」「宮(ぐう)」「大社(たいしゃ)」「社」などがあり、各々の神社の由緒に基づいて定められています。 神宮という称号は、明治神宮や熱田(あつた)神宮、平安(へいあん)神宮のように、皇室と深いつながりをもつ神社であるとか、天皇を御祭神としてお祀りしている神社に...
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今まで町内会の回覧板に神宮大麻や御神札の注文を回覧して取り纏めをしたり、地区の役員が各家庭を訪問して神宮大麻や氏神神符の頒布をお願いしていましたが、昨今地区内の一部の住人から町内会やその役員が神宮や神社の御神札を配布することは宗教活動にあたり政教分離に反するのでやめるべきだと言われました。また、町内会の集会所や掲示板に神社のポスターやお祭りの案内なども貼ってはいけないと言われましたが本当に政教分離違反なのでしょうか?

町内会の運営は、法人化している町内会は法人規則、その他の町内会も団体ごとに定められた規約に規定され、民主的なルールに則り団体構成員たる住民の過半数の賛同を得れば、町内会の活動として神社をはじめとする宗教的行為を行う事に問題は無く、町内会の所有建物である集会所にポスター等を掲示する事にも何ら法律上の問...
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産土神(うぶすながみ)について

自分の生まれた土地を守護する神のことで、その地に生まれた人を産子(ウブコ)といいます。産土とは、生まれた土地・本拠の意味です。民族を通じて結びつく神社と人との関係が氏神と氏子であり、土地を媒介として結ぴつくのが産土神です。しかし、今日では氏神も産土神も鎮守神も同じような意味で扱われています。 (山梨...
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氏神様と氏子について

氏神様は、皆さんが住んでいる地域を守る神さま=神社です。古くは同じ一族=氏族がおまつりしていた神さまを氏神と申し上げましたが、後に主として地域の守り神=鎮守さまを意味するようになりました。氏神さまに守られている地域の人々すべてを氏子といい、住所によって氏神・氏子の関係が定まっています。 神社では例祭...
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天皇陛下のお祭りについて教えてください

わが国が始まって以来、歴代天皇の最も大切なお勤めは、御親(おんみずか)ら世の平らぎをお祈りになる祭祀を執り行われることでした。そして今日に至るまで、祭りこそが天皇陛下の御位(みくらい)と不可分のお勤めであると申せましょう。 平素より天皇陛下が、宮中三殿・神嘉殿(しんかでん)あるいは御陵でご斎行になっ...
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斎庭稲穂(ゆにはのいなほ)の神勅(しんちょく)とは何ですか?

天照大御神は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上に降る際、三つの神勅(お言いつけ)をお授けになられました。「天壌無窮の神勅」「宝鏡奉斎の神勅」、そして稲穂と共に授けられた「斎庭稲穂の神勅」です。  吾が高天原にきこしめす斎庭の稲穂をもって、また吾が児にまかせまつるべし  天上(高天原)で天照大御神がお...
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神道行法(しんとうぎょうほう)とはどのようなものですか?

神明奉仕の為に神職が行う修行のこと。行法は、精神と身体のバランスを保つ為に重要なものであり、冷水をかぶる「禊行(みそぎぎょう)」や、魂を鎮める「鎮魂(ちんこん)行」等があります。 中でも、水の力により罪や穢(けが)れを祓う「禊行」は必須とされており、都内神社に奉仕する神職の多くが、一月の大寒禊、七月...
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家庭祭祀(かていさいし)について教えてください

神棚(宮形)に天照大御神・各氏神・崇敬神社のお神札(お札)をおまつりし、朝に夕に神恩感謝のお参りをすることを家庭祭祀と言います。 お札は必ずしも宮形が無ければならない訳ではなく、お札のみを並べておまつりすることもできます。何よりも尊ぶ心を持って、真心を込めておまつりすることが大切です。 お札の取り換...
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神社とボーイスカウトの関係はどういうものですか?

ボーイスカウトは入団時に「ちかい」をたてます。誠実や感謝等の徳を日々養うこと。他人を助ける事。そしてその実践を神様と自分自身に対して誓います。これらの考え方は神道と共通する部分も多く、健全な青少年の育成の為、全国の神社関係者によるスカウト組織が昭和三十六年に発足。その年の夏には神宮が鎮座する三重県伊...