氏神とは、もともと古代社会において血縁的な関係にあった一族がお祀りした神さまのことでしたが、中世においては土地の神さま、つまり鎮守(ちんじゅ)の神さまである産土神(産土とは生まれた土地という意味で、その土地を守護してくれる神さま)までが、氏神と混同されるようになりました。
現在では氏族と関係なしに、住んでいるところの祭祀圏内である神社を氏神神社としています。
住まいのところの氏神神社を調べるには、その土地に古くから住まいになられている方にお尋ねするのが最も確実です。自治会の会長さんやご年配の方にお聞きになってみてください。
また、ほとんどの神社には、その神社を管理運営する神職がいます。(ただし、普段から神職がいる神社はわずかで、祭典などの時だけ神職が来る神社がほとんどです。)
タウンページの業種「神社」で最寄りの神社や神職を検索し、電話して問い合わせるのも方法です。その神職の氏子区域内でなければ、氏子区域であろう神職を紹介してもらってください。
近年「あなたの氏神様を調べます」と称して、料金を取っているところがあるようですのでお気をつけください。