神社の施設と祭具 神鏡(しんきょう)について教えてください 天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の天孫降臨(てんそんこうりん)(瓊瓊杵尊が葦原中国(あしはらのなかつくに)、すなわち日本列島に降臨すること)に際して、三種(さんしゅ)の神器(しんき)(八咫鏡(やたのかがみ)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)・八坂瓊曲玉(やさかにのま... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 四神旗(ししんき)はどういう順番に並べたらいいのですか 四神とは四方の神、すなわち東の青龍(せいりゅう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)をいい、高松塚の古墳の壁画にも見られます。 昔、朝廷で元旦朝賀(ちょうが)・即位礼などの折りに威儀をととのえるため、大極殿(だいごくでん)または紫宸殿(ししんでん)の庭に、四神を描いた四つの... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 五色絹(ごしきぎぬ)の五色の色は何を表しているのですか 五色絹の「五色」は、古代中国に成立した「五行説(ごぎょうせつ)」という学説に由来します。 五行説とは木・火・土・金・水の五つの要素により万物が組成され、自然現象や人事現象の全てを解釈し説明するものです。その説にのっとって木・火・土・金・水を色で表現すると、木の色は青、火の色は赤、土の色は黄、金の色は... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 家に家紋(かもん)があるように神社にも特定の紋があるのですか 神社の紋章を「神紋(しんもん)」といいます。そもそも紋章は、平安時代に公家社会において、衣服や日常用いる道具、牛車などに好みの模様を用いたことに始まるといわれています。それがのちに家紋や神紋となりました。 神紋が、いつ頃から発生したかは明らかではありませんが、家紋の発生とほぼ同時期と考えられています... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 胴の三方に穴があるのが三方(さんぼう)、四方に穴があったら 「三方」は神饌(しんんせん)を載せるための台で、折敷(おしき)と穴があいた台(胴)とで成り立っています。三方という名称については、穴が三方向に開いていることからつけられたとする説があり、これは通説にもなっています。ちなみに、台(胴)にあいた穴は「刳形(くりがた)」あるいは「眼象(げんしょう)」と呼ば... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 榊(さかき)の語源について説明してください 「榊」は暖地の山林に自生するツバキ科の常緑樹です。神社でのお祭りはもちろんのこと、神棚にも榊は欠かせません。 字を見てもわかるとおり、榊は「神」と「木」を合わせた字ですから、神さまに関わりがある木ということになります。 榊の語源については諸説あり、神さまの聖域と人間世界との「堺」を示すための木、つま... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 茅の輪(ちのわ)の由来を教えてください 茅の輪(茅草(かやくさ)で作られた大きな輪)は、正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓(はら)う夏越(なご)しの大祓(おおはらえ)に使用され、それをくぐることにより、疫病(えきびょう)や罪穢が祓われるといわれています。 くぐり方は「水無月(みなつき)の夏越しの祓する人はちとせの命のぶという... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 茅の輪とは何をするものなのですか? 蘇民将来の兄弟の神話がありますが、翁に誠意を尽くした弟の蘇民は翁より「茅の輪」を持つ様すすめられ、家族共々疫病からのがれ子孫繁栄したそうです。 夏越の大祓にあわせ、社頭に茅の輪が作られ、それをくぐることにより疫病や罪穢を祓うものです。 先ずは輪をくぐる事ですが、左右左と8の字を書くように三回くぐると... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 瓦屋根の裏に名前を書いて奉納するのはなぜですか? 奉納することにより神への感謝の意を表わし、より神の近くに名をおき、御加護戴けます様祈ります。瓦屋根などは何百年も御社を雨風からお守りするのです。 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 五色の旗がありますがどういう順番に並べたら良いのですか? 上位より青・黄・赤・白・黒(紺色)となりますが、陰陽五行説から見ると木(青)火(赤)土(黄)金(白)水(黒)ともなります。 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 四神旗がありますがどういう順番に並んでいるのですか? 四神旗は高松塚の古墳にも描かれていますが、並べ方としては青龍は東北に(東・春・朝を表す)・朱雀は東南に(南・夏・正午)・白虎は南西に(西・秋・午後)・玄武は北西に(北・冬・夜)たてます。一列に並べる時社殿に向かい右端から中央を開けてならべます。 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 注連縄について教えて下さい 注連縄は天の岩戸の神話で天照大神さまが二度と岩戸に戻られないよう、稲わらをなって岩戸に張りめぐらせた事から始まり、陰と陽を分ける標しや聖域を囲む標しに使われてきました。お正月や祭りには家の前に軒提灯やしめ縄を張りますが、その家は神様をお迎えする為の掃除もおわり、準備が出来上がっているしるしでもありま... 神社の施設と祭具
神社の施設と祭具 お稲荷さんの鳥居が赤いのはなぜですか? 諸説ありますがイナリは鋳物(いもの)が成りと言い炉の中の赤い鉱石に見立てたという説や稲穂が成りとも言い田甫にこうべを垂れる稲穂は黄金色に輝くといいますがこれを朱色に見立てたという説もあります(江戸時代のお金の単位に朱があります) 神社の施設と祭具