四神とは四方の神、すなわち東の青龍(せいりゅう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)をいい、高松塚の古墳の壁画にも見られます。
昔、朝廷で元旦朝賀(ちょうが)・即位礼などの折りに威儀をととのえるため、大極殿(だいごくでん)または紫宸殿(ししんでん)の庭に、四神を描いた四つの仗旗(じょうき)が立てられました。 これを四神旗といいますが、ご社殿などに飾る場合は、青龍は東北(春・朝を表す)に、朱雀は東南(夏・正午を表す)に、白虎は南西(秋・午後を表す)玄武は北西(冬・夜を表す)に立てます。一列に並べるときは、社殿に向かって右から、青龍・朱雀・白虎・玄武の順に正中(せいちゅう)をあけて並べます。